初夏の山   カキツバタ  杜若  (アヤメ科)

アヤメ科の野生種で、アヤメ、カキツバタ、ノハナショウブと見分けが難しいが、生育場所に各々特
徴がある。アヤメは陸地、カキツバタは根が直接水に触れる水中、そしてノハナショウブは水際に生
える。また外花被片の中央部が網状ならアヤメ(綾目)、白斑ならカキツバタ、黄色ならノハナショ
ウブと同定できる。越後長岡では、先ずアヤメが咲き、次にカキツバタ、そして梅雨に入ってしんが
りに咲くのがノハナショウブである。


さらに一言
カキツバタの青紫色の花を布にすり付けて染色したことから「書付花」、それが訛って「カキツバタ」になったという。
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