独特の臭気があり「ドク」の名もついているので、子どもの頃はてっきり毒草だと思っていた。 ドクダミの名は、毒や傷みに効くということから、「毒痛み」が転じたものと言われる。作家の故、 山口瞳の文章の中に、自分の庭にこの草を植えて楽しむ、というような記述があった。しぶとく生 える夏の雑草というイメージだったが、なるほどよくよく見ると清楚な感じである。 2枚目の写真は、長岡きのこ同好会の佐藤氏の庭に生える貴重種、八重咲きのドクダミである。初め て見せていただいた実に珍しいドクダミである。