初夏の山   アマドコロ   甘野老  (ユリ科)

花の形も草姿も「ナルコユリ」にそっくりでちょっと見分けがつかない。おやじ山では両種ともたく
さん生えていて「はて?これは・・・」と目に留めては首をひねってしまう。名前の由来は黄白色の
太い根茎がヤマノイモ科のオニドコロに似ていて甘くて食用になること、からである。

さらに一言 
根茎を乾燥したものを「萎すい」と呼んで滋養強壮剤とし、生をすりおろして打ち身の手当てに用いた。
立ち姿は茎が太く(ナルコユリのように)クキクキ曲がらず、葉が上に向って開くので花がよく見える。
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