オオミスミソウ  大三角草  (キンポウゲ科)
                  (雪割草)
          

 ミスミソウの日本海要素である。平成20年3月1日に「新潟県の草花」に指定され、ユキツバキ、チ
ューリップに次いで新潟県の植物のシンボルになった。新潟県での自生地は、海岸の雪の少ない地域
と佐渡が主で、十日町、松代などの豪雪地帯でも見られる。県内でも地域ごとに顕著な変異があり、
大きく佐渡、弥彦、柏崎・十日町の3タイプに分かれる。それぞれの特徴は、
佐渡:葉の表にも微毛があり、触るとザラザラしている。3月頃から開花する。
弥彦:葉はやや小さく、斑紋のあるものが目立つ。自生地の一部に「ヘラシベ」咲きがある。
柏崎・十日町:1月頃から咲き始め、豪雪地では残雪を割って咲く花が見られる。まさに「雪割草」
である。





さらに一言
 オオミスミソウは、おやじ山での自生は見られない。しかし「新潟県の草花」に指定されたからにはと、何株かを譲り受け、おやじ山で培養中である。春一番、カタクリと雪割草のコラボレーションを夢見ている。

2020年早春のおやじ山
            早春の山