オオバキスミレ  大葉黄菫    (スミレ科)

キスミレの仲間は北海道から本州の日本海側の多雪地帯に分布する。おやじ山では春の早い時期に
小屋の南側のヤマザクラの斜面にこのスミレが群生する。小さい花だが春の陽を一杯に浴びた黄色
い花弁は春の喜びそのものと言った表情である。




さらに一言
スミレの殆どは紫系統が多いが、この仲間だけは花が黄色である。そしてキスミレは高山帯に生えるという共通の性質を持っている中で、おやじ山の低山にもあるのが本種のオオバキスミレである。
花の構造は上弁や側弁に比べて唇弁がやや小さい。唇弁基部に濃い紫色のすじがある。



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