おやじ山で採れるきのこや山菜を使って、山の中で豪快に作って食べるレシピ紹介です。
昔懐かしいおふくろの味や、野趣溢れるおやじの手料理を思い出して書いたものですが、「こだわり」の
部分は俺自身の郷愁だと思って、どうか大目に見て下さい。
秋刀魚、大根、出汁醤油、みりん、片栗粉、すり胡麻、塩辛 |
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旬の秋刀魚 イカの塩辛 大根 |
もちろんおやじ山で秋刀魚も塩辛も獲れる訳ないが、「おやじ山風料理」ということで紹介する。 爽やかな秋晴れの空を仰ぐと、何故か七輪に炭を熾して秋刀魚を焼いて食いたくなる。それで山を下りてスーパーの魚屋に行き、活きのいい秋刀魚を買い、付け合わせの大根おろし用の大根を買い、魚屋自家製のイカの塩辛も目について、ついでにそれも買う。 先ずは七輪で秋刀魚を丸ごと焼く。これで1品。 残りの秋刀魚を3枚におろす。出汁醤油(昆布つゆなど)1、みりん1、更に胡麻油を少し垂らした汁に秋刀魚を漬ける。 片栗粉とすり胡麻を等分に混ぜた粉に、出汁に浸した秋刀魚を絡める。 フライパンに薄く油を敷いて、身の方から焼く。身を7分目焼いたら、ひっくり返して皮側を焼く。これで2品。 多分、焼いた秋刀魚に付ける大根おろしは、丸々大根1本では多すぎるだろうから、余る。 余った大根をごく薄く輪切りにする。 これを大皿にフグ刺のように敷いて、塩辛を載せる。癖の強い塩辛が、サッパリした薄切りの大根に洗われて、清浄な旨味となって口中に広がるのである。 これで、3品出来上がりである。 |
片栗粉をまぶした秋刀魚を焼く時には、くれぐれも「身の方から」焼くことである。皮から焼くと、秋刀魚がフライパンにくっついてしまう。 |