おやじ山で採れるきのこや山菜を使って、山の中で豪快に作って食べるレシピ紹介です。
昔懐かしいおふくろの味や、野趣溢れるおやじの手料理を思い出して書いたものですが、「こだわり」の
部分は俺自身の郷愁だと思って、どうか大目に見て下さい。
米、きのこ(おやじ山で採れるシメジ類)、ワラビ、コンニャク、ニンジン、油揚げ、醤油、砂糖、油、ダシの素 |
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米(越後のコシヒカリ) |
おやじ山の千本シメジ(釈迦シメジ) |
一日の山仕事を終えて、西山に沈む真っ赤な夕陽を眺めながらコップ酒を飲む。そんな時にこの五目飯が炊いてあれば、全く安心である。面倒なことはいらず、飯自体が酒の肴にもなり、酒を切り上げて飯にするなら、おかず要らずで何杯でも食える。 下準備として、春に採って塩漬けしておいたワラビをたっぷり水を張った鍋に入れて塩出ししておく。(4,5時間水につける) 先ず、米はといで笊に入れ、水気を切っておく。次に、塩出ししたワラビを2cmくらいに切る。さらにシメジの株をほぐして丁寧に洗い、大株は縦に裂いて食べやすくし、コンニャクは手で千切り、ニンジンは千切りにし、油揚げを刻む。これで準備はOKである。 鍋に油を少量垂らしシメジを入れて軽く炒めてから、ダシ汁を入れて具を全部放り込み、醤油、砂糖で味付けして煮る。具が煮えたら鍋から一度取り出して汁気を切っておく。 笊に入れておいた米を釜に入れて、鍋の煮汁を入れ、水と醤油やダシ汁などで味を調え、普通に炊く。炊き上がったら汁気を切った具を入れて混ぜ合わせ、はい、出来上がりである。 |
収穫したシメジ類(味、香りとも釈迦シメジが最高) |
春収穫したワラビ(塩漬けワラビを戻して使う) |
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(今年の秋、写真を撮ります。しばらくお待ち下さい) | 秋と春の山の恵みをミックスしたおやじ山ならではの料理である。 味の決め手は、勿論きのこである。シメジ類が味、香り、歯ごたえの点からも最適だが、ウラベニホテイシメジやキシメジ類は少し苦味が出て合わない。毎年キャンプ場に生える千本シメジ(釈迦シメジ)が使えれば文句なしに美味い。これに天然マイタケなどが加わったら、何ぴとも随喜の涙を流すこと間違いなしである。 米は、越後のコシヒカリを使いたい。特A米などと言わなくても、地元で売ってる普通のコシヒカリで充分である。山の水でとぎ、山の水で炊けば、全て特Aの飯になる。 |