おやじ山で採れるきのこや山菜を使って、山の中で豪快に作って食べるレシピ紹介です。
昔懐かしいおふくろの味や、野趣溢れるおやじの手料理を思い出して書いたものですが、「こだわり」の
部分は俺自身の郷愁だと思って、どうか大目に見て下さい。
アケビ、挽き肉、味噌、ニンニク、豆板醤、酒、食用油 |
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2013年の収穫。ちょっと森を歩けばこの通り。 |
アケビの由来は「開け実」から、との説もあり。 |
2013年の秋は、ここ10年来記憶にない程の木の実の大豊作だった。ミツバアケビ、ガマズミ、ナツハゼ、サルナシ、サンカクズルと秋の山の代表的な味覚でたちまち籠一杯になった。 この年の10月初旬に森林インストラクター神奈川会の食通達がおやじ山にやってきたので、懸案だったアケビを使った料理を作って貰った。アケビの皮のホロ苦味を生かしたゴウヤチャンプルならぬアケビチャンプルである。 そして七輪の炭火で豪快に作ったアツアツを頬張ったら、誰もが「・・・・・・!!」と目を見張ったのである。越後の銘酒にも、つやつやの新米コシヒカリにもピッタリの野外料理で、あっという間に皿が空になってしまった。 先ず種(昔は子どものおやつだった)を取り除いたアケビの皮をザクザクと適当に切る。フライパンに油を引いてニンニクを放り込み、油に香りを移してから挽き肉を炒める。次にアケビを放り込みシナッとしたら味噌を入れて絡める。最後に酒と豆板醤(好みで)で味を調えて、はい出来上がりである。 「越後風アケビチャンプル」の名付け親は、森林インストラクター神奈川会の重鎮、N・Sさんである。 |
ザクザク切ったアケビの皮と挽き肉、味噌。 |
七輪の炭火で豪快に作る。野外料理の要諦である。 |
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万事好奇心旺盛なM・Tさんにおやじ山から宅配便でアケビを送ったところ、何種ものアケビ料理を試作したそうです。そのうちの一番料理が以下のレシピです。 <料理名:アケビの肉詰め蒸し> 1、アケビの皮を丸ごとサッと茹でる。 2、玉葱をみじん切りにして炒める。 3、2とエノキタケ、ブナピー、合挽き肉を混ぜて1に詰め る。(味噌、酒、みりんで味付け) 4、3、を蒸す。 5、肉汁を片栗粉であんかけにして4にかける。 「はい、出来上がり!」 M・Tさんの評。「アケビには味噌がバツグンに合う」 |