おやじ山で採れるきのこや山菜を使って、山の中で豪快に作って食べるレシピ紹介です。
昔懐かしいおふくろの味や、野趣溢れるおやじの手料理を思い出して書いたものですが、「こだわり」の
部分は俺自身の郷愁だと思って、どうか大目に見て下さい。
おやじ山で採れるアミタケ、出汁醤油、みりん |
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出始めのアミタケ 欲をかいて「まだまだ・・・大きくなってから」などど待っていると、ナメクジかライバルにやられてしまう。 |
茹でる前に、念のためしばらく水に晒して「虫出し」すれば、完璧である。 |
秋、ニュースで「北海道大雪山で初冠雪」と聴くと、長岡のきのこ狂たちは居ても立ってもおられなくなる。折しも金木犀の香りも漂ってきて、「きのこシーズン到来」を知るからである。そのシーズン開幕を告げるきのこが「アミタケ」である。 採ったアミタケを綺麗に洗って、大鍋に沸かした湯にザ~とぶち込む。途端にアミタケの色が紫色に変わる筈だ。 茹であがったら冷水に10分ほど晒して、笊に取って水を切って置く。 次に、出汁醤油(昆布つゆなど)1に対し、みりん1の割合で漬け汁を作り、一煮立ちさせる。 煮汁が冷めたら水を切ったアミタケを入れて、「はい出来上がり」である。 |
出始めの子どものアミタケを採る。欲をかいて「まだまだ大きくなってから」などと待っていると、ナメクジか他のきのこ師に採られて、「シ・シ・シマッタ!」と臍を咬むことになる。 あえて漬け汁を煮立たせる必要はない。出汁醤油とみりんを1:1でかき混ぜて、茹でたアミタケをぶち込むだけでも良い。 酒の肴にも、炊き立てのコシヒカリのご飯にかけて食べても、「ああ秋だなあ~」としみじみ感じる筈だ。 |