おやじ山で採れるきのこや山菜を使って、山の中で豪快に作って食べるレシピ紹介です。
昔懐かしいおふくろの味や、野趣溢れるおやじの手料理を思い出して書いたものですが、「こだわり」の
部分は俺自身の郷愁だと思って、どうか大目に見て下さい。
サンカクヅル、ミヤマガマズミ、サルナシ、ナツハゼ、ホワイトリカー、氷砂糖 |
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サンカクヅル |
ミヤマガマズミ |
左の写真は2013年のおやじ山の秋の木の実である。ここ10年来記憶にない程の大豊作で、粒の大きさもまた立派だった。こんな木の実が目の前にぶら下がっていたら摘まない訳にはいかない。たちまち籠一杯になったが、麓に戻っての果実酒作りに大忙しだった。 摘んできた木の実をザ〜ッと大鍋に入れてゴミを取る。次いで笊にあけて水切りをする。 広口瓶に氷砂糖、木の実、氷砂糖、木の実と順番に入れて、ホワイトリカーを注げば、はい出来上がり(では無くて、3ヶ月は寝かせて)ようやく出来上がりである。 |
サルナシ |
ナツハゼ |
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(写真左から) サンカクヅル酒 ミヤマガマズミ酒 サルナシ酒 ナツハゼ酒 |
果実酒の仕上がりは遅くなるが、氷砂糖は少なめが良い。生(き)の味を活かすためである。特に秋の終わり近くの熟した果実はそれだけで甘いので、ゆめゆめ氷砂糖を入れ過ぎないこと。 ガマズミ酒はこの美しいピンク色を楽しむ。カクテルグラスなどに注いで目で飲むのである。 サルナシ酒は老練な味わいの通好みの美酒である。眉間に軽く皺など寄せて、哲学的な面持ちで飲んだらよかろう。 ナツハゼ酒は万人向きの大衆酒と言える。氷を浮かべて食前酒でも、他の果実酒とブレンドして味わっても良い。 サンカクヅル酒は今年の初挑戦である。さて、どんな美酒に変身するか楽しみである。 |