街道の曲り家(岩手県遠野市) |
岩手県入りして2日目、早池峰山系での仕事を終えて遠野市に入った。そして国道沿いの道の 駅「遠野風の丘」で車を停め、眼下に広がる遠野盆地の長閑な田園風景をしばし楽しんだ。 ここからは国道340号線に入って次の調査地宮古市を目指した。国道沿いにはサイロが立ち、 こうした昔ながらの曲り家も散見された。岩手は遠く奈良時代から馬産地として知られ、特に旧盛 岡藩領の遠野盆地には、家人と馬とが同居する母屋(東側)と馬屋(南側)をL字形に連結した曲り 家が農家建築の代表となった。 |