高知城2(高知県高知市) |
現在の高知城は江戸時代初期に、土佐藩初代藩主・山内一豊によって着工され、2代忠義の時 代に完成した。それで思い出したのが、ガキの頃にお袋から何度も聞かされた一豊の妻のいわゆる 「内助の功」の逸話である。嫁入りの持参金で一豊に名馬を買ってやり、それが織田信長の目に留 まって一豊が出世したという話である。「ああ、その逸話の舞台がここだったか」と感慨深かったが、 貧乏だった我が家で、何でお袋がこんな逸話を息子達に語って聞かせたのか不思議でならない。 城の立派な石垣を見ながら下ると、一豊の妻「見性院」の銅像があり、更に下った高知公園には 「板垣退助」の銅像もあった。しかし、高知市内では至るところに「坂本龍馬」が出て来て、龍馬の人 気度は圧倒的である。 |