森のパンセ   山からのこだま便  その105(2019・11・16)
風の小屋造り(6)ー池側第二スパンの壁ログ・サッシ窓取り付け~山側壁トタン張~フロント右スパンの壁ログを組むー

 今年(2019年)の秋のおやじ山入りは9月5日だった。3月の入山時点では「今年中には完成させるぞ~!」と意気込んでいたが、いざ山暮らしを始めると、次から次とやりたいことが出て来て、気が付いたら秋の下山時期を迎えていた。地元のNさんからは「あなたはコロコロ気が移るタイプだから、競馬馬みたいに遮眼帯を付けて小屋造りに専念しなさい」と言われてきたのも通りである。
 一度自宅に帰った時に、神奈川の森林インストラクター仲間からは「いつ完成するか分からないなら、いっそのこと山を下りる前に竣工式をやっちゃったら」と随分突飛なことまで言われてしまった。しかしよくよく考えてみるとこれも道理で、途中途中にマイルストーンを置いて一定のケジメをつけながらやらないと完成しない、と思い至った。
 下山前の11月10日、盛大な「風の小屋落成式」を挙行した。なるほどこの直前で、従来とは雲泥の差で建築のピッチが上がった。しかしまだまだ落成にはほど遠い。「俺は越後のガウディだ!」と肝を据えて一歩一歩完成に近づけたいと思っている。
 以下は今秋の入山時からの写真である。 
(健介さん撮影)


池側第二スパンの壁ログを組む

柱に溝を切ってサッシ窓の取り付け加工

サッシ窓を取り付けて池側の壁完成

伊豆のKさん寄贈の火棚取り付け

自在鉤を吊るす

山側壁造り(角材を組んで合板を張り→)

更に防水シートを張ってトタンを打つ

いよいよフロント右スパンのログ加工

小口を丸ノコで刻む(w30×D30㎜)

刻んだ小口をノミで掘り取る

ログを積みサネを入れて柱とログを固定

雨天作業用のブルーシート掛け

一応こんな感じまで出来た

Nさん寄贈の鉄鍋を吊るす

いよいよ落成式挙行(11月10日)

出席者19人で紐を引いて看板除幕式

看板もまだ未完ですが・・・

祝い酒で清めて小屋に入る