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2020年12月15日(火)晴れ
近況報告
 いろいろな事情があって、しばらくこのホームページの更新が出来なかったが、ようやく今日から新しい書き込みなどが出来るようになった。久々で、うれしい限りである。
 この「日記」も8月26日以来で、何やら新鮮な感じである。

 今年は2月末のおやじ山入りから10月29日の下山まで、約8ヶ月間をおやじ山で過ごした。こんなに長期間おやじ山で過ごしたことは初めてのことである。新型コロナの騒ぎで藤沢の自宅に帰りづらかったせいもあるが、新しい山小屋「風の小屋」の建築に精出したからである。追って「森のパンセ」で今年のおやじ山暮らしをご紹介します。

 下山後の11月からは例年の森林調査の仕事で(2008年1月からこの仕事に就いたので、13年目になります)、4日間を青森、岩手、宮城の山々を回り、次いで5日間、北陸地方(福井、石川、富山)で仕事をした。今月に入ってからは、1日から4日間静岡県の山に入り、中一日休んで京都に飛んで近畿地方(京都、和歌山、三重、滋賀)の山々を巡り歩いた。

 現在は自宅で体を休めているが、今月は年末までにもう2カ所(四国と中国地方)の出張予定である。
 コロナ禍で多くの皆さんが苦しんでいる中で、俺の仕事場だけは山の中の極めて空気清浄な場所で、誠に有難いと感謝しつつ仕事についている。

 出張から家に帰っても、外出はほとんどせずに家に籠もっている。世の中はコロナで騒然としているのをテレビや新聞で見るにつけ、いろいろ考えさせられながらの毎日である。
 
2020年12月31日(木)晴れ
2020年大晦日
  2日前(12月29日日)に、四国愛媛県と中国地方(広島、山口、島根の3県)の山々を巡る仕事から帰ってきた。先月は静岡県と近畿地方に次いで3度目の出張で11日間の長丁場だったが、相棒のKさんのお陰でケガや体調を崩すこともなく無事に仕事を終えることが出来た。
 
 この仕事について思わぬ風景や人との出会いに驚いたり感動したりすることがままあるが、この12月の旅では期せずして遙か昔の自分にフラッシュバックする場面があった。単なる懐かしさや郷愁とは違う、若かりし当時の自分が思い出されて、哀情と愛おしさが混濁した不思議な気持ちにジンとしてしまった。