最後のページは<8月14日

2024年8月11日(日)晴れ
病葉に重ねる想い
 不覚にも病気になって何日か床に伏せっていた。こうしてしっかりと机に向かうことができるようになって、本当に嬉しい。今朝の新聞にも、何故か新鮮な気持ちで目を通すことができた。

 今日の「朝日俳壇」から

 
病葉(わくらば)に青春の影ありにけり  (静岡市)松村 史基

 選者大串章評は「病葉に意気消沈の青春時代が重なる。それを乗り越えて今の自分がある」と。同じく選者の長谷川櫂評では「夏のうちに病み衰えた木の葉。心の陰影の一句」とあった。

 今朝のもう一句

 
パリ五輪サルトル再読する真夏  (横浜市)飯島 幹也

 苦しい夏だったが、遙か遠い昔を思い出させてくれる夏が、俺はやっぱり好きだ。
 
2024年8月14日(水)晴れ
青空に浮かぶ雲
 昨日の新聞に「朝日川柳」の選者山丘晴朗氏の記事があった。その中の紹介句の一つ。

 <青空に浮かぶ雲にも悩みあり>

 「お~い!俺もだ!」

 この句の選者柴門蔵人(さいもんくろうど)氏の寸評を真似て叫んでみた。この歳になっても、「なかなかなあ~」とポッカリ雲に向かって呟く。