今日は、蓬平の太田小中学校の全校生徒(40名)参加の猿倉岳登山の日である。そして猿倉岳頂上の天空のブナ林で、俺が講師役で生徒達を案内し、猿倉緑の森の会の人たちが、手鋸を使った間伐体験の指導をする段取りである。
10時に森の会のNさんらが待つ猿倉岳の頂上広場に着き、皆さんに挨拶して今日のスケジュールなどを確認する。その間に早くも中学校の健脚児童らが次々に到着する。中学生が全員到着して(30名)、まずはこの生徒らを連れてブナ林の中に入る。「ほら、これがブナの赤ちゃん。大きく育ったとして、何歳まで生きると思う?」「え~!300年も!」賑やかな子ども達の歓声が上がる。
中学生を間伐体験の森でNさん達に引き継ぎ、今度は広場に戻って小学生(10人)の指導である。時間が押してきて、この森のマザーツリー(樹齢300年近い巨木ブナ)の所までは小学生達を案内出来なかったが、山頂で集合写真を撮ったりして、遠く霞んだ弥彦の山を教えたりした。
子ども達が下山する時間が近づいてきた。全員でブナの森に囲まれた「森のコンサート会場」広場に整列する。小学生が前列、中学生は後列に並んで、俺は一番右端に立った。
「イチ・ニー・サン!」と号令を掛けて、全員で先ず太田小学校校歌を歌った。
長岡市立太田小学校 校歌
一 若草映ゆる 猿倉や 金倉はるか 仰ぎつつ
学びの道を はつらつと 希望に燃えて 進みゆく
おお 夢あり 太田小学校
続いて太田中学校校歌の斉唱である。
長岡市立太田中学校 校歌
一 あした夕に たぐいなき 理想を胸に 抱きつつ
かざす我らの 校章こそ 明き心の 玉かがみ
曇りなき世の ともしびと 友よ磨かん いざやいざ
俺はもう、子ども等の歌声と合わせて口をパクパクするだけだったが、涙がポロポロと出て仕方がなかった。
無事に終わって、Nさん宅にお呼ばれして、根曲がり竹の筍ご飯と筍汁をご馳走になった。本当においしかった。
そして帰途、途中で車を返して山古志方向に向かう。4月にお世話になったあまやち会館で風呂に入るためである。支配人のFさんがニコニコ迎えてくれて、大きな湯船でゆっくりと一人風呂を楽しんだ。
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