夏の山    ヤマブドウ   山葡萄  (ブドウ科)

まだ熟していない夏の山葡萄の実である。10月にもなると紫黒色に熟し、秋の山の最大のご馳走に
なる。昔おやじが時期になると山からリュック一杯山葡萄を背負ってきて、密造のぶどう酒を何本
も作った。学校から帰ってきて、これをこっそり飲むのが楽しみだった。

さらに一言
果実は熟すと表面に白い粉がつく。
生で食べるほか、果実酒、ジュース、ジャムなど実に美味で万能のおやつである。
甲州ブドウは本種の交配で作りだされた。また葡萄染め(えびぞめ)の材料はこの実である。

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