夏の山   シシガシラ  獅子頭  (シシガシラ科)

おやじ小屋への山道の山側斜面に生えている。これには理由があって、シシガシラは常緑のシダで
葉を地面近くに広げる。それで大量の落葉がこの葉の上に乗ると生育出来ない。だから山側斜面に
生え、滑って落葉が乗らないようにしている。
冬や春先の緑が無い時には目立つシダ植物である。


さらに一言
 斜面方向に葉が垂れ下がる傾向があり、これを「獅子のたてがみ」に例えたのが名前の由来である。
 近似種にオサシダやミヤマシシガシラ
などがあるが、長岡では両種ともやや深山に生えている。
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