夏の山    ミズナラの稚樹  水楢  (ブナ科)

2005年秋、今まで見たことも無いほどびっしりと実をつけて落果し、翌年の2006年に、これまたび
っしりと生えたドングリの稚樹である。
マツクイムシ被害が一段落した数年前から、今度はコナラやミズナラの立ち枯れが目立つようにな
った。このままではナラが全滅してしまうのではないかと心配していたのだが、おやじ山中のこの
稚樹の乱生ぶりを見て安心した。まさに必死の復活である。力の限りを尽くした親木はこれからも
どんどん立ち枯れが続くだろ。しかしこの稚樹を可能な限り守っていくのは、今度はヒトの力のよ
うにも思うのだが・・・

さらに一言
 子どもたちを前にして、ドングリの絵を描き「さて、このドングリから出てくる根と芽を描いて下さい」と質問すると、全く笑ってしまうほどいろいろな所から線が引かれて、その想像力の逞しさに感心してしまう。
 下の写真をよくよく見れば答えが分かるのですが、みなさんもクイズに挑戦してみて下さい。

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