おやじ小屋の風景生活の四季 top page
火の暮らし(その5)
 方形のこの囲炉裏は、まさにおやじ小屋の「へそ」である。「ただいまあ~」(と心で言って)小屋に戻り、先ず最初に囲炉裏を覗き込んで火種を確かめる。火種があれば薪をくべ、消えていたら杉の枯葉を投げ込んで火を熾す。今まで何百回、何千回と、まるで儀式のように繰り返して、ささやかな「次の生活」が始まるのである。