蝶・トンボ   ウスタビガ   (ヤママユガ科)

ヤママユガの仲間には、ヤママユガ(山繭蛾)、ウスタビガ(薄手火蛾)、クスサン(楠蚕)など
があり、ヤママユガやクスサンはマユから糸をとるためにカイコのように飼育されている地方もあ
る。(穂高天蚕糸など)ヤマヤユは「緑の宝石」と言われ高級絹糸として扱われている。
2006年にはおやじ山のクリの木にウスタビガとクスサンが大発生した。ウスタビガの緑の幼虫
は実に美しいものだった。成虫の口は退化して食物をとることはできない。そしてオスの触覚は羽毛
のような形をしていて遠くからでもメスを探し出すことができる。成虫の役目はもっぱら生殖行為と
いうことになる。



さらに一言 
ウスタビガの繭はその形状から「ツリカマス」「ヤマカマス」と呼ばれている。またクスサンの幼虫は、グリーンのボディに長く白い毛を密生させて「シラガタロウ」の命名がある。
またクスサンの繭は茶色の粗い網の袋状で「スカシダワラ」の名前がある。


       別名:ツリカマス

       別名:シラガタロウ

       別名:スカシダワラ
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