山菜採りをして山を駆け回っている時、行く手を阻む厄介なトゲ棘の木がこのモミジイチゴである。 しかしこうしてまじまじと花を見つめると、可憐な風情で「おっ」と見直してしまう。初夏に黄色く 熟す果実もなかなかの味である。例えれば、ちょっと意地悪くすねた美少女の感がある。