山地の谷間に生えて沢に蓋をするように繁るから「沢蓋木」であるが、沢でなくても場所を問わ ず生えている。別名のルリミノウシコロシは、果実がルリ色で、堅いこの材を牛の鼻環用の穴に 通したことからの命名である。周りの木々が枯れる頃、このルリ色の実が秋の陽射しに輝いて冬 の近いことを告げる。