秋の山 サワフタギ(秋) 沢蓋木 別名:ルリミノウシコロシ (ハイノキ科)

山地の谷間に生えて沢に蓋をするように繁るから「沢蓋木」であるが、沢でなくても場所を問わ
ず生えている。別名のルリミノウシコロシは、果実がルリ色で、堅いこの材を牛の鼻環用の穴に
通したことからの命名である。周りの木々が枯れる頃、このルリ色の実が秋の陽射しに輝いて冬
の近いことを告げる。

さらに一言
5月から6月にかけて多数の白い花を円すい状に集めて咲かせる。
花は直径7〜8mmほどの小さな花であるが、5つの深く裂けた花びらより長く突き出る雄しべの群が繊細美を演出している。

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