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越後の里山を代表する樹種である。しかし今、この里山が荒れ果てている。かつてはコナラやミ |
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![]() 2005年はドングリが大量に実った「ナラ実年」だった。翌2006年は全国的に全くと言っていいほど実生りが無かった。そして2007年は、夏の猛暑で殆どがシイナになって落果した。そして2008年は、まあまあの実生り年だった。 ![]() |
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左の写真は2005年秋のドングリ (大量結実した) 右の写真は2007年秋のドングリ (未成熟のシイナで落果した) |
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4,5年ほど前から目立ち始めた「ナラ枯れ病」が2010年にはピークに達した。 おやじ山のあちこちで赤っ茶けたコナラやミズナラが無惨な姿を晒していた。 <何故ナラが枯れるのか?> カシノナガキクイムシという体長5mmほどの虫が、6月〜8月にかけてナラの幹に集団で穴をあけて内部に入り込み、トンネルを掘る。雌がトンネル内に自分の餌と幼虫の餌となる菌類を持ち込み、この菌類の一つに病原性を持つ「ナラ菌」がある。「ナラ菌」はトンネル内壁面からナラの樹幹全体に広がり、ナラは通水障害を起こして水分を吸収できず枯れてしまう。尚、雄は雌が掘った木屑(フラス)をせっせと外に運び出す役目。 |